株式会社スマートビジョン 【経営MAGAZINE】

　「一度配属されれば、配属先は、その人財を何に使おうが勝手」と考える職場では、才能ある人財の流出につながる可能性が高まります。
　そこで、「潜在能力のある人財は、会社の宝物だ」との考えかたから、その人財の有効活用と戦略的開発を組織横断的、グローバル視野で行う仕組みづくりが世界で注目を集めています。 
　タレント・マネジメントは、従来の伝統的な人材活用・人材開発の殻を乗り越え、潜在的な才能や強みを引き出し、それを有効に活用出来る機会を提供する仕組みづくりにより、やりがいあふれる職場を実現し、業務の継続性、事業の継承をより確実にし、企業の継続的な発展を実現する「卓越の人材活用、人材開発戦略」なのです。
　世界最大のＨＲＭプロフェッショナルのコミュニティ、人材マネジメント協会ＳＨＲＭ、全米人材開発協会ASTDで注目を浴び、急成長の企業では、競って導入が進んでいます。
　今では、米国企業だけに留まらず、欧州、アジア（インド、中国、台湾他）やアフリカ、中南米の新興国、中東諸国の有力企業では、最優先のＨＲＭ課題としています。
　いまや、アジアの新興国でも、現地の優秀人材を登用して、イノベーションを実現し、グローバル企業として活躍するには、この新潮流を無視して、新しい事業展開を進めることが難しい状態にあります。

　　　　　　　　　　　　　　　　講師：石川　洋　（いしかわ　ひろし）
　　　　　　ASTD（現在のATD)タレント・マネジメント認定プログラム、日本で最初の認定者
　　　　　　　　　　　　　　　国際メンタリング＆コーチングセンター代表、
　　　　　　　　　　　　　　　株式会社スマートビジョン　代表取締役
　　　　　　　　　　　　　　　日本人材マネジメント協会　JSHRM 幹事
【概要】
   市場の競争環境が急速に変化する現在、顧客のニーズをキチンと捕え、協力して新しいものを作り出せる人財が求められています。これを達成するには、顧客のニーズをキチンと理解し、社員の持てる能力や才能を引き出し、強みとして育て、必要なスキルや能力のある人材との協創環境を組織横断的に構築し、各自の適性を有効活用し、職場の生産性を向上させ、成果に結びつける効果的なプロセスを確立します。この実現には、各人材のキャリア意識を引き出し、キャリア評価システムの確立が必須ですが、これは最初のステップにすぎません。このデータを活用出来る職場の意識改革を進めているかが問われます。
   タレント・マネジメントに取り組む場合に、重要な視点は、従来各部門が、ばらばらの方針で行ってきた採用、人材活用と人材開発、キャリア開発等の取り組みを一体化し、統合的、組織横断的、戦略的に会社の究極的な目標を達成するために、全社に取り組むことであり、多くの関係者を仲間として巻き込むノウハウを学びます。
　従来は、組織の壁もあり、人事系と営業系は業務内容が違うので、人事が顧客満足や、将来の市場ニーズを配慮に入れて、人事施策を考えていたものを、タレント・マネジメントを導入することで、組織の壁を低くし、共通の目標の達成に邁進する仕組みを構築します。更には、地域コミュニティや有力顧客/サポーターを巻き込み、地域や市場に耳を傾け、地域や業界に貢献する企業のイメージを植え付け、潜在顧客の開拓に寄与することで、宣伝効果も期待できます。
　日本で一番充実した最新情報満載の「タレント・マネジメント」テキストを使用して、皆さんの抱えるテーマを中心に実践的なアプローチでワークショップを進めます。 

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