「税理士の見つけ方 〜前編〜」からの続きです。
3.税理士報酬の中身は?
次に税理士の報酬体系、中身についてお話ししたいと思います。
法人の場合に一般的に多いパターンとしては月々支払う月次顧問報酬と年一回決算時に払う決算報酬の二本立てになっています。
では、それぞれの中身は何なのでしょうか?当然税理士事務所によってその中身は変わってきますがまず、月次顧問報酬については月々の相談料や記帳代行料 、帳簿チェック料等が考えられます。
一方決算報酬は決算申告の作成報酬ということになります。
実際に報酬額がサービスに見合っているかを判断する場合には 、報酬額が何のサービスに対して支払っているかをはっきりさせる必要があります。
最近の厳しい経済環境から我々の報酬額の中身についての価値判断が厳しくなっているのが現実です。(注)記帳代行とは会社に代わって帳簿を作成することを指します。
4.よくある話。
・(ケース1)担当者が毎月来社するが、申告の為の帳簿確認だけで他のアドバイスがなく物足りない。
・(ケース2)担当者が毎月来社し、帳簿をチェックしていくが、出来た試算表は月次決算になっていない。
月次試算表は年次決算の12分の1となっていないと意味がありません。
・(ケース3)
会社でパソコンを使用し経理の自社処理をしているにもかかわらず、再度事務所側で同じデータを入力している。
・(ケース4)
会社と事務所の役割分担を決めて、報酬の明確化、見直しを申し出たが門前払い。
−税理士の活用法−
とにかく遠慮せずに疑問点はどんな事でも聞くことです。
本来は我々の側から先手先手で助言等を行うのが普通なのですが、残念ながら業界の古い体質もあり、 税理士によってはお客様から聞かれないと動かない方もいるのが現実のようです。
本来の姿ではないかもしれませんが、お客様から質問・要望等を投げて頂ければ十分対応できる問題もあると思います。きっと解決することも多いはずです。
しかし、もし、それに対して反応がないような場合には残念ながら今後について考える必要があると思います。
我々もニーズがあればそれにこたえるよう努力し、そのことでにレベルがあがり、お客様のお役にも立てるというのが理想的な関係だと思います。 是非行動してみてください。
「今、こういう状態なんだけど、どうすればいいかな?」「こういうことで悩んでいるんだけど、助けて欲しい」など、弊社へのご相談や「この商品はどういう内容なの?」「これについて聞きたいんだけど」など弊社や、弊社の商品サービスについてのお問合せがございましたらお気軽に、ご連絡いただけますようお願いいたしま …
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