まず、PDCAサイクルとは
- Plan-Do-Check-Action Cycle
- 「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(点検)」「Action(改良)」を繰り返し、継続的に改善する手法の事です。品質管理の権威であったエドワード・デミング博士の考え方を元にした理論です。
これによって、課題についてより具体的になります。
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「PDCAサイクル」を社内に根付かせる
PDCAサイクルを自社内で起すには、自然発生に任せても難しく、意識的に仕組み作りをしなければ行なう事ができません。また、定める目標は全体のビジョン・戦略との整合性が取れている(一目で分かる)ことが重要であると言えます。
自 社は他社と比較して何が強みなのか(他社との差別化)、その強みをどのような市場に対して、どのように発揮していくか、などの戦略を明確にすると共に、そ れを全社員で共有しなければなりません。それを怠ると、単なるノルマ管理に陥ってしまうのです。(例えば、明確な戦略ないまま売上とか粗利益といった数値 のみを各部署に課せる予算目標作成等ですね。)
「我が社はどうあるべきなのか」「なぜ目標を達成しなければならないのか」を明確にし、それに基づいて、顧客満足の追求や人材の育成といった重要なテーマとの因果関係を明らかにして、バランスの良い目標設定をすることが非常に重要だと弊所は考えます。
このような問題に対して、効果的な取り組みはバランス・スコアカード手法です。
バランススコアカードの特徴
バランス・スコアカードの特徴は、戦略を実現するのに必要な課題を的確に設定すると同時にその進捗を監視するのに優れている、
という点です。
具体的には…
・ 経営理念、ビジョンから始まって、具体的な課題までを含めた経営戦略を立て、これを社内に浸透させる(全員参加型、チャレンジ型)ことが可能
・ 計画段階、実行段階、そのフォロー段階を通じて、経営の状況を一定の枠組みの中で見渡せ、地図となり、時間軸で捉えることも可能
上記のケースにおいて最適な方法だと言えます。
「バランス・スコアカード経営」のすすめ
経営戦略を立てたとしても90%の会社が失敗に終わっている・・・なぜ、多くの企業がその様な結果となったのでしょうか。私たちが考える理由はとてもシンプルで、戦略が現場で実行されなかった事、だと考えます。
バ ランス・スコアカードは、立てた計画を社員の日常業務の中に落としこんで確実に実行することを目指します。このバランス・スコアカードを作成していく中 で、各組織の目標や社員の日常的な業務への取り組み等にいたるまで全てに戦略という一本の糸を通すという点が可能であり、最重要であるのです。
バランス・スコアカードを作成する
課題の明確化
まずは戦略課題を明確にする。
(現状の業務フローを把握、問題点・根本原因を分析する、全社ベースでの戦略課題を明確化する)
SWOT分析シート、課題抽出と解決策シートにまとめてみましょう。
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経営戦略を明確化する
戦略課題を解決するためのアクションを明確化する。具体的には、4つの視点(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点)ごとにビジョンを設定する。
そうして事業の戦略目的とその目標を達成するためのさまざまな施策や活動の関係を図示にしたものが、「戦略マップ」となります。
では、弊所を例に戦略マップの説明を致します。 まず会社のビジョンとして、3〜5年後の目標を掲げ、これを達成するために4つの視点として、 そうすることによって、下から上に向かって時間軸に沿った因果関係が確認することができます。 個人ごとの行動改善(「人材と変革の視点」、「業務プロセスの視点」)が「顧客の視点」を通じて “会社の目標”=“個人の成長”の意識付け、社風構築に大いに役立ちます。 |
次に「バランス・スコアカード」を使って4つの視点から策定された戦略目標のそれぞれに、キーとなる重要成功要因とこれに基づく重要業績指標、ターゲット、アクションプランを設定します。
戦略マップにて掲げられた個人の戦略行動の確実な実行、成果の獲得を後押しするために必要な整理表であると言えるでしょう。(言ったことは確実にやり遂げる習慣を付ける事が重要です。)
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PDCAサイクルの実行
戦略目標ごとにPDCAサイクルを実行する。
推進体制の構築、行動結果のチーム別・部別の評価、結果に対するフォロー等。
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1.(社長)会社の戦略、課題、社員への要望等の整理
2.社員(又は幹部社員)参加での初期研修(数時間)
3.社員(又は各部署)にて、現状の業務の問題点の明確化、会社の戦略を実現するための各自の行動計画を、戦略マップ及びバランス・スコアカードに明示する
4.各社員(部署)のバランス・スコアカードと全体での戦略との整合性のチェック
(各人の行動指針が明確になる)
5.評価基準、行動につなげるための中間研修(数時間)
6.実際の行動、結果のフォロー(PDCA)ただいま、桑沢会計事務所では、売上げアップでお悩みの製造・飲食業の
経営者様に向けて、上記のサンプル資料を無料提供にてご用意しております。
分かり易いお手本シートと同時にダウンロードできますので、これを機会に、
ご利用してみてはいかがでしょうか?
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ビジネスコラム提供者情報
- 士業:公認会計士
- 桑澤会計事務所
- 東京都中央区日本橋小伝馬町3-9
所長経歴 氏名 桑澤克実 (くわざわ かつみ) 生年月日 1965年3月生 出身地 長野県上伊那郡箕輪町 現住所 埼玉県上尾市 最終学歴 1987年3月 横浜国立大学経営学部卒業 資格 公認会計士 1990年合格 同年5月登録(10258号) 税理士 1996年 …
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