先日都内の商店街を紹介するテレビを見ていた時のこと、ある芸人が総菜屋の前でコロッケを受取ったところ、突然空から鳥が現れて一瞬でコロッケを奪い取った。
20年ほど前のバブル経済最盛期の頃の話である。雑貨チェーンX社の出店候補地の立地調査を行った。生活道路沿いの住宅地に位置して、間口の広さや土地の形状に申分なく、好条件の立地であった。早速、会社は地主と賃借の交渉に入り、契約条件の説明も順調に推移していたが、正式契約の直前に地主はライバルチェーンY社と契約を結んでしまった。突然X社より断然有利な条件を提示されて、地主はY社を選んでしまったのであった。似たような現象は、商売上よく見聞する。例えば、自動車のセールスに何度も訪問し、やっと買う意思が固まったと思っていたら、突然他のセールスマンから買ってしまった等である。
全てのケースに当てはまる防止策は無いが、例えば以下のような商売上の工夫はある程度役立つであろう。(1)裏目に出ると失敗するが、短期決戦の商談を決断し、絶対的契約条件等を最初から明示する(2)法規制が無ければ飲食や遊興を共にして、仲間意識を形成する(3)中盤で上司(出来ればトップ)に表敬訪問を願い、契約交渉が順調に前進していることを示す。
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