経営計画書というと必ず、昨対アップの数値になります。それも何年も数%ずつアップするような計画です。まずは、その数値ありきで、後からその根拠や具体策を考えます。
しかし、毎年数%ずつアップするでしょうか?
今の事業がまだ成長する要素はあるのでしょうか?
正直、今のままなら少しずつ下がって行くかもしれないと思います。それを補うために何か新しいものを立ち上げる必要があります。毎年、何か企画しないといけません。
単純に数%ずつ上がっている計画書はやはり疑問です。綺麗に数字は並んでいますが、根拠に欠けます。見栄えだけ良くて中身がないというのが一番危険です。
だから、実情に合わせて作られてはどうでしょうか?
このままの状態だとこれくらい下がるだろうという計画書です。
そうしないと社員の方も安心していまいます。会社は大丈夫だろう。何とかなるだろうと思われます。会社の厳しさを伝えるためにも現実の数字を示し、知ってもらうことです。
それと毎年数字が下がる計画書が恥ずかしいとか、良くないと思われずに、一度現実に合ったものを作られて、そこからどうプラスして行くのか考えられてはと思います。
経済や業界が成長している時は微増の計画でも良いかもしれません。しかし、今はどの業界も成長が鈍っています。新しいものを生み出す力がないと、どんどん数字が下がって行くような気がします。
本物の経営計画書かどうかは、実体に合っているかどうかです。客観的に見て疑問符の付くようであればまだまだ。数字遊びになっていないかどうか、もういちど見直してみて下さい。
昨対を下回っていると、作り直し。
計画の売上を達成するような数字を作るように指示を出す。
この風習を改める時期に来ているように思います。
どこかで実体に合わせたものにしないと、今以上のピンチに陥るような気がします。
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