【中国ビジネスで思うこと】先行者利益は果たして今までのマーケティングの法則通りにあるのか？（株式会社　武内コンサルティング）

【中国ビジネスで思うこと】先行者利益は果たして今までのマーケティングの法則通りにあるのか？

【中国ビジネスで思うこと】先行者利益は果たして今までのマー …

小さな成功は数多くあると思いますが、まだ大きく利益を出したという話は聞こえてこないです。

いつもクライアントの方からは、「中国への進出を考えた方が良いですか？」という質問があります。

市場が大き過ぎるため、何が先行者なのか見えづらい部分もあると思います。後発であってもリサーチをしっかりと行えば可能性は無限大にあるような気がします。焦って先に何かをやらなければ後からでは勝てないということはない

ように思います。

中国進出では成功事例を集めるよりも失敗事例を集めた方が良いかも？

文化も風習も違います。進出して撤退された企業も多いと聞きます。なぜ撤退されたのか、なぜ上手く行かなかったのかを調査・分析をし、戦略を固めてからでも良いような気がします。

中国に関しては皆興味津々です。しかし、中国で商売をしたからと言ってすぐに利益が出るとは思えません。大手ですらあれだけ苦戦されています。中小企業が一気に逆転を狙って進出しても果たして上手く行くかどうかわかりません。

それとよく相談があるのは、「中国語を勉強した方が良いですか？」という話です。話をお聞きしていると自分や息子さんだけでなく、社員にまで勉強させようと考えておられるようです。大事なのは、中国語を勉強するだけでなく、それをどこで何に活かすかだと思います。

中国には大きな市場があるのでやりやすい。参入すれば売れるのではという安易な判断は危険です。

中国で販売しないといけない理由があれば良いですが、ただ流行っているので向こうで勝負したら大きく儲けることができるのではという発想はしない方が良いと思います。

同業種に誰よりも早く参入するよりも綿密な研究を行い、後発でも勝てるものを作った方が良さそうな気がします。

先行者利益というのはマーケットが限定化されている場合の話。無限大に広がっているマーケットにおいては、なかなか先行者利益を享受するのは難しいように思います。先に何をするかよりもどういう戦略で行くのかをきっちりと詰めた方が良いような気がします。

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