【飲食店の近未来予測と対策】ごはん強化をただいま企画・研究中！ 【経営MAGAZINE】

アルコール比率が下がり、客単価が下がっています。徐々にお酒を飲まない傾向が強くなっています。

道交法の改正から一時は持ち直した感じがしましたが、徐々にまた下がっています。昔のように男4人集まれば、「生中４つ」からスタートするということはないです。車で来ているので一人だけ飲まないというのではなく、健康のためやお酒が飲めない方が増えているからです。

特に今の若者たちは、お酒を飲まないとか・・・

自分でお金を出して毎晩飲むということはないようです。お酒ではなく他のものにお金を使っておられます。携帯電話やゲームなどそちらに使っておられる感じ。また、ビールは不人気。最初からカクテルやチューハイです。

もう昔のイメージで商売をしているきついような気がします。早く手を打たないとますます厳しくなって行きます。

お酒が出なくなるとどうしても客単価が下がり、粗利も下がります。どこかで新しい提案が必要になってきます。

そこで、弊社で今注目しているのはごはんです。最後の〆に、おいしいごはんを食べていただく仕掛けを考えています。

ごはんの復権？

若い女性は、ダイエットのため夜はごはんを食べない方が増えているとお聞きしますが、やはりごはん好きの方も多いと思います。アスリートは必ずごはんだとか・・・

若者たちも居酒屋で変わった行動をされます。「食べても良いですか？」と上司や先輩にうかがいを立てられます。上司や先輩も「好きなものを食べなさい」とおっしゃいます。

居酒屋で好きなものを注文して、さらにライスも頼まれます。居酒屋でお酒を飲まずに一人で食事です。それも上司や先輩の前でです。こんな光景見られたことはないですか？

家に帰ってお腹が空いてごはんを食べたり、〆にラーメンを食べに行くのではなく、居酒屋でお腹いっぱいにしたいという方もおられるみたいです。

美味しいごはんはやはり魅力があります。米の選別から、炊き方、提供の仕方まで、お客様があっ！と驚くようなものを出せば売れるのではと思います。

グランドメニューに「ごはん」とか「ライス」と書いているだけでは売れないと思います。ごはんもののページを2ページくらい割いて、自店のこだわりをしっかりと伝えることが大事ではと思います。

例えば、〆のライスセットというのはどうでしょうか？最後に必ず食べて帰っていただくようなメニューです。

他店には絶対に行かせない。自店で満足して家に帰っていただく。なおかつ、客単価を上げる。

日本人は、おいしいごはんへの憧れがあると思います。好きな方ほど他のどの食材よりも厳しい目を持っておられます。でも満足いただければリピート間違いなしです。

お酒を飲まなくなっているからこそ、〆のごはんで攻めてみてはと考えています。

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