【経理の鍛え方】月次決算を１日でも早く出るようにする（株式会社　武内コンサルティング）

【経理の鍛え方】月次決算を１日でも早く出るようにする

会社の再生や活性化を図る時はまず、業績を上げることを第一目標とします。当然、売上や利益が最も大事な指標となりますので、そこからまずは改善を図るとういうのが多く、経理面での改善・改革というのはいつも後回しになります。

ところが、景気が悪くても強い会社というのは経理がしっかりされています。常に現預金が残っている状態で資金繰りに余り困っておられません。特に、個人企業の場合など、奥様が財布の紐をしっかりと握っておられるので、心配はいりません。

しかし、企業規模や組織が大きくなってくると、業務が煩雑化し、効率が悪くなってきます。

売上や利益も大事ですが、経理や本部を何とかしたいと思っています。何か良い方法はないですか？と相談が来ます。

そのような時、何をするかと言いますと、月次決算を１日でも早く出るようにするためのプロジェクト会議を行います。

決算書のことは経理に任せておけば良いという問題ではないです。月次決算が遅くなる理由を調べて行くと、必ず伝票処理が遅いという問題にぶち当たります。経理が遅いのではなく、営業担当の方の処理が遅いため出なくなっています。

だから、小さな会社では全社員で会議を行います。伝票処理などが遅い理由を一つずつ挙げ、解決策を出して行きます。

また経理の方には宿題を出させていただきます。理想とする業務フローを作成してもらいます。それと現状の課題をすべて出してもらいます。

そうやってこの会議を行って行くと、徐々に処理スピードが早くなり、経理が強くなって行きます。

そうすると経理担当者の方には次の課題が出て来ます。それは資金繰り表の作成と資金調達業務です。それができるようになり、金融機関などにも交渉できるようになればレベルアップされたことになります。

単に業務改善と言っただけでは会社は良くなりません。明確な一つの目標を挙げて解決して行くことです。

そのためにはまず、月次決算が早く出る仕組みづくりから着手されて下さい。

中小企業を元気にする：株式会社武内コンサルティングへのお問合せ・ご相談

「今、こういう状態なんだけど、どうすればいいかな？」「こういうことで悩んでいるんだけど、助けて欲しい」など、弊社へのご相談や「この商品はどういう内容なの？」「これについて聞きたいんだけど」など弊社や、弊社の商品サービスについてのお問合せがございましたらお気軽に、ご連絡いただけますようお願いいたし …