ネットワークに関する基本用語（株式会社シーシー・ネットワーク）

ネットワークに関する基本用語

知識や技術に役立つコーナーです。

こんにちは、！！

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今回は、ネットワークについて、基本的な用語等を整理してみました。

ネットワークと言うだけでは、大変に範囲が広いので、如何にしようかと思案しました。色々考えた結果、ＯＳＩ参照モデルとTCP/ＩＰについては、絶対に外せないと感じたので、ここに掲載することにします。

まず、定義です。

＜ＯＳＩ参照モデルの定義＞

国際標準化機構(ISO)によって策定された、コンピュータの持つべき通信機能を階層構造に分割したモデルである。OSI基本参照モデル、OSIモデルなどとも呼ばれ、通信機能（通信プロトコル）を7つの階層に分けて定義している。

＜TCP/IPの定義＞

インターネットおよび大多数の商用ネットワークで稼動するプロトコルスタックを実装する通信プロトコルの一式である。当初の予定ではOSI参照モデルを基に、準拠した通信機器やソフトウェアが開発・製品化していくはずであったが、TCP/IPが1990年代中ごろから急速に普及した為、OSI準拠製品は普及しなかった。OSI参照モデルはネットワークの基本として残り、互いを補い合う形に落ち着いた。

次に、最低限知っておかなくてはならない用語です。

＜最低限知っておかなくてはならない用語＞

・物理層：ネットワークを物理的に接続する。TCP/IPにおけるネットワークインタフェース層の下層に位置する。関連する機器は、モデム、ハブ、リピータである。また、プロトコル例として、10Base-T、100BASE-TX、1000BASE-T、RS-232C、EIA-574、シリアル・インタフェース、ツイストペアケーブル、ハブ、リピータ、無線通信、光ケーブル等がある。

・データリンク層：同一ネットワーク内のホストを識別する。TCP/IPにおけるネットワークインタフェース層の上層に位置する。関連する機器は、ブリッジ、スィッチングハブである。また、プロトコル例として、FDDI、IEEE802、PPP、トークンリング、フレームリレー、無線LAN、HDLC等がある。そして、MACアドレスにより通信相手を特定する。

・ネットワーク層：複数ネットワーク内のホストを識別する。TCP/IPにおけるインターネット層に位置する。関連する機器は、ルーター、レイア３スイッチである。また、プロトコル例として、IP（IPv4、IPv6）IPSec、ICMP等がある。そして、IPアドレスにより通信相手を特定する。

・トランスポート層：ホスト内のアプリケーションを識別する。TCP/IPにおけるトランスポート層に位置する。関連する機器は、ゲートウェイである。また、プロトコル例として、UDP、TCP、DCCP、SCTP等がある。そして、ポート番号により通信相手を特定する。

・セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層：この３つの層で、アプリケーションサービスが提供される。TCP/IPにおけるアプリケーション層に位置する。関連する機器は、サーバである。また、プロトコル例として、HTTP、FTP、SMTP、POP3、Telnet、MIME、NFS、DNS、XML、RPC、SSL等がある。

最後に、ネットワークに関して、国内の市場の動向を見てみたいと思います。野村総合研究所が2013年11月27日に発表したものの抜粋です。

＜市場動向＞

国内ブロード回線市場、法人ネットワーク市場、携帯電話回線市場を合計したネットワーク市場規模は。2013年度の9兆1.800億円から、2018年度には9兆100億円へと、約1,400億円の減少が見込まれます。一方、端末の増加などでトラフィックが増大し、ネットワーク負荷が高まることへの対策として、投資の必要性は高まるジレンマに直面します。国内の通信事業者は、縮小する既存市場への投資と成長を求めた海外市場への展開、電力などの社会インフラやモノ（機械）同士が通信するM2Mといった新たな市場の開拓との間で、難しいかじ取りを要求されます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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