内装の仕組みとは

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内装をする際、どんな素材の材料、建材を使うか、どんな作りにするか、どれくらいの工程を必要とするモノをつくるかを決めているのは、言うまでもなく設計・デザインです。
そして、設計・デザインは、それによって内装費用の“価格帯が決まります”。

内装費用は、下の図にあるように、大きく3つの構成によって費用が決まります。
設計・デザインは、その内装で使用する建材等の材料や作り方を決めているわけですから、それによって材料の費用と工事をするための人件費、使う設備や什器の費用が導き出されるのです。

敢えて“価格帯”と記したのは、例えば、住んでいる家にエアコンを取り付けようとした時に、8畳くらいまでの部屋用のエアコンと、16畳くらいまでの部屋に使えるエアコンは、馬力などの仕様も異なりますし、値段も違います。
「8畳用」と決めてしまえば、およそ〇〇円〜△△円という「価格帯」は決まるのと同じように、「何を使うか?」「どのような仕様にするか?」によって、内装のおよその金額はおのずと決ますし、それを明らかにしているものが設計・デザインといえます。

図

 

 

設計・デザインが内容の

次に、価格帯の決定以外に設計・デザインが求められる要素は何でしょうか?
当然、“見ため”“ビジュアル”でしょう。
しかし、“見ため”と言ってしまっては、かなり感覚的です。
「かっこいい」「お洒落」など、表層的なセンスももちろん重要ですが、店舗やオフィスなどの商空間で“見ため”という言葉の裏に潜む本当の目的、ねらうところは、「機能性」だといえます。
言い換えれば、「機能性」に裏打ちされた“見ため”であることが大切です。
「機能性」は、店舗とオフィスでは別けて考えることが出来ます。
店舗における機能性は、

1.集客
2.動線

という大きく二つの視点から考えられます。
どんなお店であっても、そのお店がターゲットとする顧客層があり、そのお客様方が多く来店するということを目的としているはずです。
また、店内におけるお客様の動線、スタッフの動線を鑑みないお店づくりを施しますと、思わぬ落とし穴にはまります。
内装を発注する際、この二つをよくよく研究して、業者選びから設計・デザインに対する意思決定まで行うことが大切だと思います。

一方、オフィスに求められる「機能性」は、企業によって異なりますが、「視点」というくくりで見ますと大きく3つの分けられます。

1.スタッフ
2.来客
3.生産性

写真

「スタッフ」と「生産性」は、シンクロする面と、逆に相対する面を同時に持ち合わせています。
端的にいえば、「やる気が起こるオフィス空間」は「生産性をあげる」一面を持つ一方で、コストパフォーマンスが悪くなるという面も出る可能性があります。
よって、これらの釣り合いをどう保つかということが設計・デザインに対する意思決定の重要なポイントとなります。
また「生産性」は、スタッフの動線を考えることも含むということは言うまでもありません。

いずれにしても、内装を考える時、この「価格」と「機能性」両面から考えることが重要です。
この2つは必ずしも相対することではありません。
「機能性」が高いからといって、比例して価格が高くなるということではありません。
大切なのは、何をもって「機能性」とするか?というところにあります。
ただ、単に「お洒落でかっこいい」のみを追求しただけでは、単純に価格の高い内装になる可能性があります。
ですが、明確にそのお店の「機能性」を見出せていたならば、「必要」「不必要」を明確に判断できるために、内装費を抑えることが出来ます。

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  • 店舗・オフィス建設
  • 株式会社クロニカデザイン
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