就業規則を作る目的はいろいろあると思います。
労働基準法で定められているから。
従業員が何か問題を起こすといけないから等。
しかし折角就業規則を作るなら、法律で決まっているから仕方なく作ろうでは、何かもったいないような気がしませんか?
私は就業規則を作る目的を「会社の収益力の向上と労働者の幸福の追求」と位置づけています。
一般的には
(1)労使間のトラブルを解決するルール
(2)実際にトラブルが発生した時の解決法
この2つの目的が考えられます。
確かに会社はいろんな考え方、価値観を持った人の集まりです。そしてそれぞれの人が持っている考え方、価値観に基づいて仕事をしていては、トラブルが発生し、会社は成り立っていきません。
いろんな考え方、価値観を持っている人達を、会社の目的である、収益を上げるという一つの目的に向かって邁進させる為のルールとして就業規則はあるのです。
そして、労使間のトラブル防止と、実際にトラブルが発生した時の解決策という目的の奥には、会社の企業活動の効率化、収益力のアップがあります。これらは経営者だけでは実現できるものではなく、実際に現場で働いている労働者の協力無くしては実現できません。
「会社が良くなれば、自分たちも良くなる」
「この会社で頑張れば、自分の夢も叶えられる」
「この会社にいれば、人としても成長していける」
会社で働く全員がこんな気持ちになる、これが会社で働く労働者の幸福に繋がるのではないでしょうか?
就業規則は会社の憲法です。毎年改正される労働法規に準拠した規程に更新していく必要があります。ここ2年ほど就業規則を見直していない。いつも机の中にしまっているだけで、見たことがない。この2点に該当する就業規則なら、無料診断を受けてみてはいかがでしょうか?
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- 士業:社会保険労務士
- うさみ労務管理事務所
- 三重県四日市市日永4丁目3-7 ビバリーシャロン2C
三重県四日市市を中心に三重県北中部、名古屋市を主な活動範囲にしている社会保険労務士事務所です。主に人間関係のトラブル解決に向けた相談業務とそれに関連する内部規定の充実に力を入れています。
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