【若手社員育成法】数多くの企画書を書こう！（株式会社　武内コンサルティング）

【若手社員育成法】数多くの企画書を書こう！

私も会社に入社した時に上司から「企画書をたくさん書きなさい。それが一番力が付くよ。」とアドバイスされました。ところがいきなり企画書を書こうとしても何に対しての企画なのか、目的がないと書けません。コンサルタント会社の場合、クライアントから依頼があった内容を企画書にまとめて提案するという流れになるのですが、新入社員に依頼がある訳ないです。だからまず焦って企画書を書こうと思わず、上司や先輩が書いた企画書を集めることにしました。「すみません。企画書見せていただけませんか？」と上司や先輩のデスクに行って集めました。もう25年以上前の話なので、データでいただいたのではなく、すべてコピーです。ところがいくら企画書を読んでもコンサルティング内容が書かれているだけで、その内容の意図がわかりません。それがわからないと企画書は書けないんだということがわかりました。そうすると今度は、上司に同行させて欲しいとお願いに行きました。実際の現場のやり取りを見たり、聞いたりして勉強しないと企画書を書くというところまで行かないからです。実際、クライアント先に同行させていただくと、様々なことがわかり、何を困っておられるのか、何を提案すれば良いのかがわかりました。その瞬間、さらに仕事が面白くなりました。深くわかればわかるほど、仕事は面白くなります。自分も上司や先輩のように、クライアントの希望要望に沿える企画書をズバッと出したいと思いました。でもそのような経験があったからこそ、仕事が楽しくなり、スキルアップしていったんだと思います。企画書は見たり、眺めたりしているだけでは力は付きません。企画書提出を依頼された企業の思いや考えを踏まえた上で、最適な提案をしないと成約には結びつきません。もうそこからは上司や先輩を見つけると、外へ連れて行って下さいとお願いの連発です。企画書は私に書かせて下さい。それをチェック修正して下さいと再度お願いしていました。今でも過去にお付き合いしたことのない業種・業界の方からの依頼があると、企画書づくりが楽しいです。よりわかりやすく具体的に書く。読めばわかる。成果・結果が見えるような企画書を書くこと。これも上司から教わったことです。だから若手社員の方は、できるだけ多くの企画書を書いて下さい。書いた本数だけ成長するというのは嘘ではないと思います。

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