また、生まれた年代によって価値観が
まったく異なる場合もあります。
たとえば、リサイクルショップを考えてみましょう。
抵抗を感じてしまう人も多いはずです。
やはり、誰が使ったのかわからないリサイクル品よりも、
新品を買いたいというウォンツです。
ところが若い世代になると、
リサイクル品に対してまったく抵抗を示しません。
むしろ「リサイクル品の方が安くて良い!」
という価値観の人が多いでことでしょう。
このように職場とは、様々な価値観を持った人が一緒に働きますので、
何かと話が通じないことも多々あります・・・。
会社内でよくあることは、報告や連絡のミスです。
「報告しなかった・・・」「連絡しなかった・・」ということではなく、
報告も連絡もしているのになぜかしら話しが
噛み合わないというパターンです。
長い間一緒に働いているから、
阿吽の呼吸でわかるはずと思っていても、
全体の50〜60パーセントしか伝わっていないことも多いはずです。
これに加えて、24時間経過してしまうと
約80パーセントのことを忘れているのが人間なのです。
このようなことを考慮すると、
伝えるのが下手な人の話しというのは、
20〜30パーセントしか伝わっていない可能性が大です。
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長谷川博之の眼★本物の商売を目指すポイント!
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伝える人の「伝え方が下手」だということです。
これは、致命的です。
まずは伝える人がしっかりと伝えなければ、
相手に正確に伝わりません。
これと同時に、相手の聴き取り方や理解力が
劣っている場合もあります。
自分の都合のいいように解釈してしまったり、
同じ言葉でも双方で異なった意味に解釈することもあります。
このふたつが重なってしまうと、
もうどうしようもありません。
何人もの人を介すると、正確に伝えることが
非常に難しいということがわかるはずです。
このほかに考えられるのは、
口頭で伝えるのは間違いやすいということです。
たとえば、「京都(きょうと)」と「郷土(きょうど)」。
似て非なる言葉ですが、口頭だと間違いやすいでしょう。
こちらは発音が同じなので、前後の文脈から判断しなければいけません。
これが日本語の厄介なところです。
かつて私は、チラシの修正を電話で聞いてしまい、
大失敗をしたことがあります。
このように、口頭でのミスをなくすためには、
書面で伝えるということを徹底するしかありません。
さらに、こんなミスがあります。
口頭で伝えると、思いつきで話しをしてしまうことがあります。
このような場合、言われた方は憶えているのが言った方が忘れているか、
言った方が憶えているが言われた方が忘れています。
いっそのこと、双方忘れていれば問題ないのですが・・・。
これも、書面にすることで解決します。
どうしても口頭で伝えなければいけない時は、
復唱して確かめるしかありません。
営業の世界で使われる「バックトラッキング(オウム返し)」は、
相手に「この人は私の言っていることを理解している」
と思わせる効果もありますが、
間違いをなくす意味でも重要です。
毎日顔を合わせているからと言って、
話しが通じているわけではありません。
伝えることに責任を持つという意識が大切です。
ビジネスコラム提供者情報
- コンサルタント:営業
- 株式会社リンケージM.Iコンサルティング
- 新潟県新潟市東区大形本町3-1-38-608
【代表取締役・長谷川博之(はせがわ・ひろゆき)プロフィール】 新潟県三条市生まれ、新潟市在住。 高校卒業後、ジャズミュージシャンを目指し上京。その後、広告代理店、量販店などの勤務して、2001年に独立。 新潟県新潟市を中心に …
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