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2017年5月12日 127号 (2006年1月創刊)
女性視点(?)なマーケティング発想のヒント
株式会社マーケティング イノベーション
◆女性視点で新しい切り口・コンセプトを提案するマーケティング会社◆
確かなマーケティングリサーチをベースにした、商品開発・顧客満足向上提案で
クライアント企業様の売上げアップのお手伝いをしています。
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●今日のお客さま発想事例 ⇒ 「寝具・布団カバーのヒット商品開発のための市場調査(ニトリさんへ商品開発提案?)」
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こんにちは!マーケティング イノベーションの鈴木規子です。
■今回は、昨年11月に作りかけていて、諸般の事情で半年遅れとなってしまった冬の季節ものの話題です。
時季がずれてしまい申し訳ございませんm(_ _)m
■突然ですが私の「ものづくり活動」の始まりを少しお話ししますと、私は小学生のころから、身近なアイデアグッズや不満を解消するアイテムを自分で作る習性がありまして、今も家の中にはそういった品々がいろいろとあります(^_^)。
私が小学生だった頃(40年以上前ですが)は「発明工夫展」という、児童全員が自分で製作したものを出す展示会が校内でありまして、小学校4,5年だったと思いますが、私は当時ミシンで縫物をすることがとても楽しくて、「薄手の布の手提げ袋に、その袋を収納する用の小袋を合体させたさせた携帯用手提げ袋」製作し出展しました。
当時、これは何かの賞を頂いたような気がしますが、その後同じコンセプトの携帯用手提げ袋が販売されるようになっていました(私が誰かにこのコンセプトを伝えたのではなく、その後どこかで同じような発想をした人がいたということです)。
また、今回の題材の寝具関係では、これも小学校5,6年くらいだと思いますが、ある掛け布団カバーを製作しました。
今では考えられないですが、その当時(・・・40年くらい前ですね)、掛け布団カバーは白い布製で、まん中が「だ円形」に穴が空いていて、布団の柄を見せる、というものが主流でした。
私はその白い掛け布団カバーのダサさが、いやでいやでたまりませんでした。
それであるとき自分の好みの布を買ってきて、布団全体を入れ込む掛け布団カバーを縫い上げました。今は当たり前に売られているきれいな柄物の掛け布団カバーと同じものです。(当時長いファスナーはなかったので、ひもで結ぶ形態にしました)
ただ、当時購入した布地の幅が90センチ位の幅しかなく、掛け布団の幅には足らなかったので、継ぎ足しになってしまっているのが非常な不満ではありましたが、それでもきれいなペパーミントグリーンの地におしゃれな柄のカバーになり、嬉しくて気分がウキウキしたものです。
・・・そういった、売られてないものは自分で作るという私の習性からの今回の発想ですが、
10月も末になると掛け布団(中身は羽毛布団)だけの場合、最初ふとんの中に入ったときは腕や首など肌に直接カバーが当ると、一瞬ヒヤっとしませんか?布団カバーの布が冷たくて。
私はわりと寒がりで、例年は寒くなる前早めにボアのぬくぬくした毛布を出していて、その毛布の上に掛け布団を掛けるので、冷たいと思った経験は一度もなかったのですが、今年は「いつもぬくぬくと甘えてちゃいけない。寒さに強くなるように鍛えるんだ!」というようなことを思い立ち、冬のはじめは羽毛布団だけで過ごすチャレンジをしてみた結果、今までには起こらなかった「掛け布団がヒヤッとする」という不満が生まれたのです。(結局寒さには耐えられず、早々にぬくぬく毛布生活に没入しましたが・・。)
けれども、その不満を感じたことで、掛け布団カバーのいいアイデアがすぐにひらめきました!(笑) それは《★冬用掛け布団カバー★》です(^^)。
素材が通常の布団カバーのような綿製だと直接肌に当たるとヒヤっとするので、暖かく感じる素材、例えば綿素材でも起毛にしたものとか羊毛とかで作ったものというコンセプトです。
化繊ではよくないのですね。その理由は寝ている時には汗をかくので、蒸れてしまって熟睡を阻害するからです。
いいアイデアを思いついたと思い、ニトリさんにでも作ってもらえればと、まずは既に商品化されてるかどうかをお店に探しに行ったところ、なんとボアの掛け布団カバーがあったのです!(驚笑)
しかしこういってはナンですが、ヘンなチェック柄のもの1種類だけがありました。ニトリさんにはおしゃれな掛け布団カバーもあるのに、これだけ極端にもっさい感じです。
それがダサいデザインにもかかわらず、売れ行き好調のようで他の商品は潤沢にあるのに、これだけは残り1つになっていました。
きっと私のような不満を解消するニーズを満たしているからではないでしょうか。
来年はもっといろいろなデザインのものが発売されるのではと予測しております!
ただ、おせっかいな性格ですので勝手にアドバイス致しますが、更に商品を良くするためにも改善したほうがよいと思う点がありまして、先ほども書きましたがボアが化繊なのを天然素材にするほうが、より売れると思われます。
今回購入した消費者はこれしかないので仕方なく購入したと思いますが(決めつけてますが)、化繊ではなく、起毛綿かタオル地か羊毛か何らかの天然素材で作ると、もっと消費者ニーズにぴったりの商品ができますよ。(⇒ニトリさんへ(^^))
この話のまとめに入りますが、こういった無意識の消費者ニーズを具体的な商品開発案にまで昇華できるのが当社の強みです。
自社とは違う第三者の視点、女性の視点でのマーケティング発想を必要とされている企業様は、お気軽にお問合せください。
会社や業界の現状把握が必要な場合は、そういったデータ収集や、消費者を対象としたアンケート調査・デプスインタビュー調査など、調査企画から課題解決策の提案まで一貫して一社でできるのが当社の強みでもありますので、ご相談はいつでもどうぞ。
ビジネスコラム提供者情報
- コンサルタント:営業
- 株式会社マーケティング イノベーション
- 奈良県大和高田市昭和町2-2-708
◆当社代表 鈴木規子のプロフィール: ●マーケティング会社、シンクタンク、広告代理店にて20余年にわたり、100案件以上の上場企業のマーケティング調査と課題解決提案プロジェクトに携わる。 ●中小企業ではマーケティングが活用され …
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