前回は、「長時間労働とどう向き合うのか?」ということついてお話しましたが、今回は一歩進んで実運用や取り組みの過程で会社全体のレベルアップや社会的イメージの向上につながる取り組みをご紹介していきます。
「朝方勤務」は、通勤ラッシュの時間をさけることによる心身への負担軽減と労働生産性の向上、夜は家族との時間をしっかりと確保する。というワークライフバランスを実現する取り組みとして、大手商社が導入したことでも話題になりました。
「インターバル勤務」は日本ではまだあまり聞き慣れないかもしれませんが、ヨーロッパ発祥の働き方として、注目され始めている働き方です。インターバル勤務はその名の通り、インターバルを設けて勤務する。という制度です。
会社によって基準は異なりますが、「退社から翌日の出勤までは10時間以上空けること等」とルール化することで、社員の健康面に配慮した働き方や労務管理が実現できます。
ただし、これらの制度やルールも覚悟をもって毅然とした態度で導入しないと、「朝方勤務」はただ単に出社時間が早くなり、当初の思惑とは逆に労働時間がより長くなってしまう。なんてことは良くある話です。
「インターバル勤務」も「忙しい時期だからしかたない」「〇〇さんは良いよ」「自分で気を付けて働いてね」と例外事項を認めていると結局何も変わりません。
人事労務に関するコンサルティングやセミナー活動をしていると長時間労働対策について「どんな制度を導入したらよいか?」という質問を経営者の皆さんから受けますが、上記のように内容はもちろんですが、経営TOPの断固とした取り組み姿勢が何よりも重要です。
「自社の人事・労務体制もしっかり整えたいけど…何から始めたら良いのか分からない」「今後の優秀人材を集めたいが、どうしたら良いか分からない」そんな方は、まずはお気軽にシンミドウまでお問合せ(無料相談)ください。実態の把握から、必要なカリキュラムまで、今回お伝えしきれなかった細かな部分や最適なシクミとしてお伝えさせて頂きます。
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