「2019新卒採用」というタイトルを見て、2017年、2018年ではないのか?と疑問をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれませんが、「2019新卒採用」で間違いありません。
この夏から各社が既に動き始めている採用活動は、2019年4月入社学生に向けたものです。今回はそんな未来を創る新卒採用のトレンドと学生動向について考えていきたいと思います。
ちょっと質問です。
「構造的失業率」という言葉をご存知でしょうか?
辞書によると、産業構造の変動によって発生し、景気が好転しても解消しない慢性的な失業。とあります。
これは、「仕事があるなら何でもやる」という就労者と「誰でもいいから雇いたい」という雇用者で社会は成り立つのではなく、「より良い条件・環境の会社に就職したい」という就労者と「より良い人材を雇いたい」という雇用者の考えの中で社会は成り立っている為に生まれるミスマッチによる失業のことです。
では、中小企業が「より良い条件・環境の会社である」と学生から認知してもらうにはどうしたら良いでしょうか?
本来は優れた技術、優秀な人材、働きやすい社風、充実した福利厚生、満足感のある条件が整っている中小企業だとしても、大手企業に知名度で劣るがために、学生にその実態を伝え、体感してもらう機会を損失しています。
そこで、昨今では各地のキラリと光る中小企業に優秀な学生の目を向けさせるための施策の一つとして「早期インターンシップ」に力を入れる企業が増えています。ここでの注意点は2点あります。
1つ目は、インターンシップは、企業視点ではなく学生視点で参加しやすい環境を整える。
2つ目は、インターンシップは、手間暇をかけ労を惜しまない。
学生視点で参加しやすい環境の代表例の一つとして、アルバイトインターンです。学生も企業を深く知りたい。という気持ちはありますが、多くの学生がアルバイトをしなくてはならない現状があります。
そこで、アルバイト代を支給することで、長く自社のインターンシップに参加してもらうことが可能となります。
アルバイト代を支給する企業数はまだまだ少数の為、最初の企業選びの敷居という意味でも大きな効果を発揮します。
また、学生、企業双方にとってミスマッチや新たな企業探し、学生探しの手間を省くという意味でもメリットのある制度です。
もう一つの手間暇をかけて、労を惜しまない。という点ですが、多くの企業で起こる問題点として、学生を受け入れたはいいが、やらせることが無い。雑用になっている。ただ単にワークをやらせているだけ。といった具合に、企業にとっては負担が多く、学生にとっては得られるものが少ない。というインターンシップになりがちです。
しかし、ここでしっかりと自社の理解や学生の惹きつけができなければ、インターンシップを行う意味は全くありません。
そこで、自社の仕事や社風を理解してもらいつつ、学生の囲い込みや惹きつけにつながるカリキュラムの作成がインターンシップ開催にとって必要不可欠な条件になっていると言っても過言ではありません。
※ただし、これができている会社は全体の数%に過ぎません。逆にこれができれば、すぐに上位数%に入れるとも言えます。
勿論、人員の問題や時間の問題はあると思いますが、そこは社内でやるべきこと、外部に委託することなどを棲み分けて、効率的に未来の優秀人材を早期から集める為の先行投資を御社でも行ってみてはいかがでしょうか?
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