望ましい人事制度とは
「企業は人なり」
人を大切にしない会社に未来はありません。
会社を永続的に発展させていくには、社長1人の力では出来ません。そこで働く人たちのモチベーション仕事に対する姿勢、能力などが必要不可欠な要素です。
従来どおりの人事制度を単に給与の決定、人事評価をするための、手段として捉えていては、社員のやる気を引き出したり、経営者が目指すビジョンを実現することが出来ないのはもちろん、会社の発展は望めません。
「人事制度は、会社が永続的に発展していくための重要な経営基盤」
これらの経営基盤には、やりがい、納得性、安心感、好ましい組織風土、適材適所、人材育成など、「人材」を「人財」に変えていくための重要なキーワードが数多く含まれています。
会社としての力は充分あるのに、人事制度が上手く機能してないため、つまずいている会社がたくさんあります。
「会社が良くなれば、自分たちも良くなる!」
「この会社で頑張れば、自分たちの夢も叶えられる!」
「この会社にいれば、人として成長していける!」
このような気持ちになれば、人は、自ずとイキイキ仕事をするようになり、経営者とともにビジョンを実現しようと努力をするのではないでしょうか。
これらを実現するカギを握っているのが人事制度なのです。
「人事制度とは」
「経営トップの思いを人材の役割期待像に落とし込み、これに基づく評価を育成や処遇に反映させること。」
人事制度は手段であって、目的ではありません。働く人々の満足度と企業の発展に重点を置き、経営目標の達成のため、企業に最もフィットした制度を策定することが肝心です。大企業が職能資格制度を取り入れているから、わが社も同じ制度を導入しようとしても、それを運用できなければ、絵に描いた餅です。
かえって従業員の不満の種になり、モチベーションが下がるきっかけになることもあります。
制度の構築と運用の比率は4対6と設定し、制度構築は終点ではなく、むしろ起点として捉え、運用されてこそ価値があるとの考えで、末永い運用を見据えた制度作りが肝要です。
最近投稿された他のコラム
ビジネスコラム提供者情報
- 士業:社会保険労務士
- うさみ労務管理事務所
- 三重県四日市市日永4丁目3-7 ビバリーシャロン2C
三重県四日市市を中心に三重県北中部、名古屋市を主な活動範囲にしている社会保険労務士事務所です。主に人間関係のトラブル解決に向けた相談業務とそれに関連する内部規定の充実に力を入れています。
人事・労務問題、トラブル
「みなし残業代」を導入している企業様も増えてきましたが、本当の意味で「みなし残業代」と「労務対策」をリンクさせ …
従業員が通勤や業務に自転車を使用する際の留意点 ◇自転車運転取締の強化 昨年はピストバイクによる歩行者へ …
中小企業には、リスクが一杯?新聞紙上においては、大企業の実力給与制度や成果主義制度などの導入の記事が、多く取 …
最近の研修で指導力強化の類が目立ちます。それだけ人少なく、すること多く、さらなる新たな強みづくりを競い合う時の …
社内規程・就業規則
労務トラブル予防専門の社労士、 高野裕一です。 先日、厚労省から &nb …
「定年退職の捉え方」過去数回に渡りまして、採用に絡んだお話をしてきました。採用を会社への入り口と考えますと、会 …
中小企業には、リスクが一杯?新聞紙上においては、大企業の実力給与制度や成果主義制度などの導入の記事が、多く取 …
安全大会で「コミュニケーションが強い絆の仕事(安全)集団を創る」で講演いたしました。 7月は全国安全月間です。 …
会員メニュー
会員限定のメニューです
気になったページのMyリストへの登録や、経営に役立つ情報メルマガの管理など、さまざまな便利機能がご利用いただけます