※図中の矢印→は、ストレス時に出やすい性格です。
※性格をわかりやすくするため、マンガやアニメ等のキャラクターに例えています。
『タイプ1 完全でありたい人 (星一徹タイプ)』
☆タイプ1のよいところ
何事にも一生懸命、手抜きは許されないと頑張り続けます。お勤めの方であれば一人の会社員としてあるべき姿に向かい、正義感に燃え、上司にさえ不正なことを正そうと進言します。文章の誤字脱字などすぐに発見でき、直さずにはいられない強い意欲が出てきます。自制心が強く平等・公平であろうとします。
☆タイプ1の対人関係はこのようになりがち
自分のやり方に強いこだわりがあります。自分の役割、テリトリーを強く意識し、縄張りの中での人間関係が出来てしまいがちです。また、他者からの批判をとても嫌うのですが、逆に他者にはひどく厳しく接してしまいます。(が、自分では気がつかない人も多いのです)
☆タイプ1はこのような特徴のある職業に向いている
精度を高める、品質を向上させる、ルールを守らせる、忍耐強く規則・手続きを用いて完成させる特徴を持つ職業。
☆タイプ1が将来陥りやすい落とし穴
完全でありたい、完璧でありたい自分、それを他者にも押し付けてしまうことに囚われると他者と衝突し、関係を失うこともあります。
一言アドバイス「頑張らなくてもよい人生」
『タイプ2 人の助けになりたい人 (ドラえもんタイプ)』
☆タイプ2のよいところ
世話好きで、親切心にあふれています。どこまでも人に尽くすことを喜びとし、周囲に暖い空間を作ることが出来ます。謙虚で私利私欲は関係無く働くことが出来ます。人に仕えることをいとわず、弱い人、傷いついている人に積極的に関わって生きようとします。人を差別したりせず、どんな境遇の人も受け入れることが出来ます。
☆タイプ2の対人関係はこのようになりがち
他者への愛情から、やりすぎてしまうことがあります。例えば、プライバシーに入り込みすぎたり、勝手に人の家に上がりこんで頼まれてもいない家事を世話したりすることで、「おせっかいだ」と疎んじられ、関係が悪くなることもあります。(が、自分では気がつかない人も多いのです)
☆タイプ2はこのような特徴のある職業に向いている
介護や、人の助けを必要とされる、他人のニーズを汲み取り率先して人役に立つことが求められている職業。
☆ タイプ2が将来陥りやすい落とし穴
本人は気づいていないかもしれませんが、自己犠牲の見返りとして自分への感謝・賞賛を他者から得ようとする欲求を根底に秘めています。もし、他者があなたの価値を認めない、能力や魅力が評価してくれないと、あなたはとても恨みがましく、相手を「恩知らず」と非難することで、関係を失うこともあります。
一言アドバイス「自分のために生きる」
『タイプ3 成功を追い求める人 (峰不二子タイプ)』
☆タイプ3のよいところ
いつも華やか、かっこいい、仕事が出来そう、そんなイメージを与えてくれます。仕事についても、前向きで目標に対して強い達成意欲を燃やし、リーダーとしての役割りを一生懸命果たそうと努力し続けます。
☆タイプ3の対人関係はこのようになりがち
挑戦意欲が高く、効率・効果を重視するあまり、陰の立場で支えている人に目が届きません。努力・プロセスを飛ばして結果ばかりに囚われてしまう傾向があり、他者からは、見栄っ張り、うそつき、中身が無いなどと批判されることもあります。
☆タイプ3はこのような特徴のある職業に向いている
実績、評価が見えやすい、賞賛やスポットライトが当たる職業。
☆ タイプ3が将来陥りやすい落とし穴
自己の成功、栄誉の獲得に夢中になる傾向から、他人視点、全体視点が失われがちになります。自己中心的な対人関係、効率ばかりを追い求める仕事の進め方から信用と関係を失うこともあります。
一言アドバイス「本当の自分の内面に目を向ける」
『タイプ4 特別な存在であろうとする人 (スナフキンタイプ)』
☆タイプ4のよいところ
他者の気づかない点を発見する能力に優れ、優美さ、上品さ、ユニークさを兼ね備えています。想像力が豊かで、心に浮かんだことに囚われると時間を忘れてその感覚を楽しむことが出来、芸術的表現を通して素晴らしい作品を生み出すことも出来ます。
☆タイプ4の対人関係はこのようになりがち
自分の世界の、自分の言葉と感覚で他者にコミュニケートするので、分かりにくい人、おかしな人、変わった人と捉えられます。人との接触も避けたがる傾向と感性において他者を低く見る傾向から、仲間は作りにくく、人との関係は淡いものになります。
☆タイプ4はこのような特徴のある職業に向いている
自己表現を求められている職業。
☆ タイプ4が将来陥りやすい落とし穴
自分の感情、感性に囚われてしまうので、セルフコントロールが出来なくなることがあります。自分が特別な存在でありたいという欲求から、全体に対して不従順で他者に悪い影響を与えたり、自ら他者との関係を壊したりしてしまうこともあります。
一言アドバイス「平凡なことを大切にする」
『タイプ5 知識を得て観察する人 (シャーロックホームズタイプ)』
☆タイプ5のよいところ
理性的で、思慮深く、知識も豊かで、感情に流されず、客観的なものの見方が出来ます。物事を筋道立てて考えることが得意で、論理的な話し方をし、滅多なことでは興奮しません。
☆タイプ5の対人関係はこのようになりがち
自分の感情を表現することが不得手なので「何を考えているか分かりづらい」と評価されます。気配りが下手で、他者への共感力が弱いことから、クール、冷ややかな人と言われます。互いの距離を保った、目的を持った人間関係を作りがちです。
☆タイプ5はこのような特徴のある職業に向いている
分析的、観察的、客観的、論理的能力が発揮できる、自分の知識が生かせる職業。
☆ タイプ5が将来陥りやすい落とし穴
興味の範囲が深くて狭い、理屈っぽく、偏屈になりやすいことから、他者とのよい協力関係−相互依存関係が成立しにくくなります。他者の痛みを感じて上げることが出来ない、思いやりを示せないことから、他者との関係を壊してしまうこともあります。
一言アドバイス「気持ちを分かち合う」
『タイプ6 安全を求め慎重に行動する人 (マスオさんタイプ)』
☆タイプ6のよいところ
几帳面で、信義に厚く、まじめです。自分の分を意識し、でしゃばらないこともよい特徴です。慎重で、目上の人への礼儀に気を使い、危機管理に対しても万全の態勢を考えています。義務感が強く、いざというときは勇敢に行動します。律儀でこつこつ成果を積み上げることが出来ます。
☆タイプ6の対人関係はこのようになりがち
権力・権威、目上の力に頼ろうとしがちです。その権威に従うことを優先させ、自分の意見や考えを積極的に出そうとしません。表面的には親しくしていながらも、猜疑心、疑り深さを持っています。集団を大切にするのですが、集団から合わない人を追い出す行動もとってしまいます。
☆タイプ6はこのような特徴のある職業に向いている
時間から時間で働ける、安定的なポジションで大きな変化の無い職業。
☆ タイプ6が将来陥りやすい落とし穴
保守的で融通が利かないことから、いざというときは身体がすくんでしまいます。頭で考えているうちに実行が遅れ、職務上差しさわりが出るかもしれません。小さな変化を避けていることで、いずれは大きな変化を余儀なくされてしまいます。
一言アドバイス「積極的な失敗から成功が始まる」
『タイプ7 楽しさを求め計画する人 (サザエさんタイプ)』
☆タイプ7のよいところ
アイデア豊富で、行動的、フットワークが軽く、いつも元気に飛び回っています。頭の回転、切り替えが速く、同時進行でいくつものことが出来ます。アイデアが次々に湧き出て、熱中して物事に取り組みます。いつも前向きで好奇心旺盛、積極的です。
☆タイプ7の対人関係はこのようになりがち
たくさんの友達がいて、旅行やイベントへのお誘いが絶えません。ただし、すぐに目の前のことに飛びついてしまうことから、物事を長続きさせていくことが苦手です。継続的な関係よりも刺激的な楽しさを追いかけてしまい、「わがままだ」と批判されることもあります。
☆タイプ7はこのような特徴のある職業に向いている
仕事そのものが楽しい刺激を与えてくれる職業。
☆ タイプ7が将来陥りやすい落とし穴
熱中しやすいが企画倒れになることが多く、信用を失うこともあります。人間的に浅薄な印象を与えてしまうことで、折角の大切なチャンスを失ってしまうこともあります。
一言アドバイス「幸せのために、小さな苦しみを避けない」
『タイプ8 強さを求め自己主張する人 (ジャイアンタイプ)』
☆タイプ8のよいところ
正直であけっぴろげ、過ぎ去ったことは振り返らない潔さがあります。本質を見抜く直観力で思い切りが良く行動することができます。「ピンチな時ほどチャンス!」と思い、障害にひるむことなく弱いものをかばう頼り甲斐のあるリーダーです。
☆タイプ8の対人関係はこのようになりがち
正義感・自信の強さに起因するトラブルをおこしてしまいがちです。妥協を嫌い、人と衝突することも厭わない激しい気性であり、優しい感情表現が苦手ですぐケンカ腰になってしまうので、周囲に怖くて厳しい印象を与えてしまいます。
☆タイプ8はこのような特徴のある職業に向いている
自分の裁量、責任で進めていける、困難だがやりがいがあると感じられる職業。
☆ タイプ8が将来陥りやすい落とし穴
言い出したらきかず、すぐに「白か黒か」つけたがり、よく考える前に行動してしまいます。自分の弱さを認めたり内面を見つめるのを嫌い、仕事が忙しいのに飲みに行ってしまう、といった自己破滅型の行動を取ってしまいます。
一言アドバイス「弱さを慈しむ」
『タイプ9 調和と平和を願う人 (ドカベンタイプ)』
☆タイプ9のよいところ
おっとりしていて穏やか、協調性に富んでいます。自分の考えに固執せず人の気持ちになることができるので、悩みを打ち明けやすい聞き上手でもあります。また、物事に動じることがなく、辛抱強い一面もあります。
☆タイプ9の対人関係はこのようになりがち
平和を乱すことを避け、周囲の人と好ましい調和を築こうとします。自分の意見より人の望みを優先し、人の大切にするものに共感する才能があるので、まわりの人は落ち着きと安らぎを感じることができます。
☆タイプ9はこのような特徴のある職業に向いている
ノルマのきつい仕事や締め切りの厳しい仕事は向いていないので、マイペースでやれる職業。
☆ タイプ9が将来陥りやすい落とし穴
一度した決断に固執するあまり、新しいものを取り入れる積極性に欠け惰性的になってしまう傾向があります。またどの意見も理解できるため、自分の意思を表明することができず、優柔不断になってしまいがちです。急な仕事を頼まれたり、変更が重なると、投げ出したくなってしまう衝動にかられます。
一言アドバイス「自分の信じるところに従い決断する」
コンテンツ協力:株式会社エニアグラムコーチング